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☆渡辺香津美 究極のジャミング・イベリコ☆


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Hakuju Hallのギター・フェスタ2010に、渡辺香津美氏の演奏を聴きにいきました。

アコースティックのソロ。

歴史的なコンサートだったと思います。

1曲めのアクロス・ザ・ユニバースから実に調子がよく、レノン-マッカートニーの旋律から、軽やかな即興はいつのまにか地球を周りはじめて、とうとう一周して世界をつないで還ってきた。

それだけでもう、泣けた。

彼の音楽はいつも、観客をあっというまに別の空間へ運んでしまう。
いきなり数分で、私たちは世界をつなぐ旅に出た。

Hakuju Hallの美しい空間が、はるかかなたの宇宙ステーションの中のような気さえしてくるこの不思議な感覚。

渡辺香津美氏の即興演奏は、ファンタジーを実現する。

完璧に演奏されるスペイン。
この時点で、すでにこれは究極の演奏だと思ったのだが。

ウィリアム・カネンガイザー氏とのデュオ、フルートの小倉美英氏とのデュオ、トリオでの演奏を経て、再び香津美氏のソロ、マイルストーン。

そして、とうとう次は、最後のソロ曲というところで持ち込まれたピカピカの12弦マーチン。

今日、12弦のマーチンが東京デビューするかも、という話は聞いていた。
しかし、現れたとたんの何たる存在感。

大洋で白鯨を見つけた時のようなどよめき。

渡辺香津美氏は、うれしそうに12弦ピカピカ光るマーチンを受け取って、構えた。

みんなにおいしく食われたイベリコ豚たちが、天国で楽しくジャムセッションをしていますように、と願いをこめて作られた名曲、ジャミング・イベリコの始まり。

最初の一音で、度肝を抜かれました。
ずっしりと重く響く12弦の重音が、豚たちを一頭、また一頭と空へ連れていく。
私たちの魂も、一緒に抜き取られて、豚たちと共に空へ昇る。
その向こうには何が見える?
燃えるような朝焼け。
ここはどこ?
魂たちの遊ぶところ。
みんな集まれ。
命のまつり、生きていた証を歌いあおう。
命あるものは、皆、生まれて 生きて、死んでいく。
きっと、誰かのしあわせのために生きて。
いつか朝焼けの空になる。

香津美氏が12弦のギターから繰り出す重厚な音楽。
その大地を揺るがすほどの響きは、とうとう私たちの目の前に立ちはだかる大きな山を真っ二つに切り拓き、その間に道を創り、その向こうにどこまでも広がる真新しい大地を見せてくれた。

今年の7月7日、アランフェス協奏曲のピック奏法でのオーケストラとの全曲演奏という前人未到の山に挑んだ彼が得たものが、これだったのだ、と確信した。

それは、完全に今までの渡辺香津美とは違う、新たな世界を切り拓いた渡辺香津美。

アランフェスの大冒険と12弦のマーチン、そして大勢のイベリコ豚たちが、彼を究極の高みに誘ってくれた。

渡辺香津美氏の、命を削りながらの究極の演奏に、心からの感謝を捧げます。


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 これは、私のマーチン君。お茶の水ギタープラネットさんからいただいたマーチンロゴ入り純正品です。*^o^*

*****************************
10月1日(金)私が一人で主催するコンサートあります。
☆みんな来て下さい!
詳細は☆
こちら

                 らいおんますみ。
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