fc2ブログ
 

≪☆らいおんますみと哲ねこたち≫

らいおんますみ。

Author:らいおんますみ。
☆らいおんますみ。と「哲ねこ」たちがあれこれ語ります。

☆Illustration by:MICHIRU

≪☆哲ねこオフィシャルサイト☆≫

こちらもぜひどうぞ↓。

☆哲ねこの森

≪☆哲ねこは、語る。≫

≪☆コメントありがとうニャ。≫

≪☆ニャテゴリー≫

≪☆猫やハープのお友達≫

≪☆過去ログ≫

≪☆お買い物≫

≪☆メールはこちらからね!≫

お名前:
アドレス:
タイトル:
本文:

≪ブログ内検索≫

≪RSSフィード≫

”馬運天 meets 地熱スウィングin アイスランド” 


 3月20日のジャズ回帰ライブについで、2週のうちに2回も!
 渡辺香津美様のライブに伺ってしまいました☆

 なんというしあわせ。

 そうです。
 東京は、狭いし土地は高いし、人は多いし、自然はないし。
 東京で暮らすのは、決して快適ではありません。
 だけど!

 ああ、新宿ピットインが近かった☆

             100402_1924~01

 うれしい。

 「馬運天 meets 地熱スウィングin アイスランド」という、翔んだ公演タイトルは、いったいどんな有名なコピーライターにお願いしたのかと思ったら、渡辺香津美氏がご自分でお考えになったそうで。やられた・・。(-_-;)


 渡辺香津美氏(G)、井野信義氏(B)、山木秀夫氏(Ds)のトリオ、馬運天にアイスランドを代表するギタリストの参戦。
 
 渡辺氏自らSound Intervalに「ちょっと凄いことになりそうな予感がします。」と、書いておられたので、覚悟していざ、新宿ピットインへ。
  
 場内鈴なり、数十人は、立ち見。
 席にありつけてよかったです。

 そして。
 馬運天の登場。

 いきなり、来ましたねぇ。
 ド迫力のセッション。
 13年ぶりに集結した馬運天は、13年前まで時を巻き戻したところから21世紀を始めたか。

 初めて見た、井野信義氏の超絶べース。
 こんなふうにベースを弾く。
 ありとあらゆる手法でベースを弾く。
 しかも32分音符で。
 彼の存在が、いきなり渡辺香津美氏を馬運天の若者香津美に覚醒させたかのようで。
 「世界の山ちゃん」山木秀夫氏のドラム。
 もはや64分音符がデフォルトか。

 なんて人たちだ。
 
 そんな3人が、一曲ごとに13年間の空白を埋めて、21世紀の馬運天になっていく。
 凄い。
 エネルギーも凄いし、技術は凄すぎる。けれども、なおもそこで感じられるのは、「愛」。
 楽器への愛。
 その楽器の一番素敵な音を引き出してあげようとする究極の「愛」。
 その「愛」が音になって、現れてくる。
 そういう究極の音に包まれた時、私の心は子どものような心になっていた。

 無垢というやつ。
 人を、無垢にさせてしまう音楽って、何なんだろう。

 演奏者が、自分がゼロになるくらいまで音楽と一体化した時、聴く人の心にはそんな作用が現れるのかな。

 打ち続く渾身のプレイ、いわゆる怒濤の馬運天セッションは、休むことなく一時間半近く続き、これでは、アイスランドからのゲストの出演はほんの少しかと思いきや!

 なんと、アイスランドが世界に誇るギタリスト、ビヨルン・ソロッドセン氏( Bjorn Thoroddsen=地熱スイング=香津美氏命名)とのスペシャルセッションがこのあと23時まで華麗に繰り広げられるとは☆

 なんという幸運な観客!
 
 (長くなったので、こちらへ続く。↓)
  

ビヨルン・ソロッドセン氏。
you tube映像では、スキンヘッドで恐かったんだけど、昨日は、キャップをかぶっていて、全然恐くなくて、キャップをかぶったオバマ大統領みたいな感じ。

渡辺香津美氏との二年ぶりのセッション。
アコースティックな二人組。
美しい。
美しすぎる。

長身のビヨルン氏が持って現れたのが「新ピのライブではビヨルンにTAのBoraboraを貸してあげて、僕はCollingsのSocoとAbe Rivelaの予定。」と、香津美氏が書かれていたboraboraか。きれいな青いギター。

二人の音は、特徴的。
ビヨルン氏の地熱サウンドは、骨太で粘りがある。基本単位は8分音符4分音符で、粘って歌う。
まさに、溶岩流のような音。
比べると香津美氏の音は、とても繊細で都会的ですべての音は16分音符に変換されて緻密に発せられる。
まさにサムライmeets バイキングの名のとおり、異文化が出会った感じ。
まったく違う音色と全く違う弾き方が、呼応し、手をつなぐ。
地球の向こうとこっちから、二人が手を伸ばして北極あたりで、二つの手がしっかり握られたように見えた。

音楽って、国境を越えて共感できるんだというのを、目の当たりにした瞬間。
すごくうれしい。

この二人のセッションは、どこからどこまで美しく、夢のようなひととき。

そして、馬運天参入。

こんなに命がけのパワフル、ハートフルな演奏を三時間も聴かせていただいて、生きててよかったです。
ほんとに、皆さん、ありがとう☆

帰り際、ビヨルン氏の息子さんとお話した。

英語で話しかける私に、日本語で答える彼。
「僕のお父さんです」
日本にお住まいで、日本語お勉強中だそうです。
いいですね。

アイスランドと、日本に橋が架けられた最高に素敵な夜でした。
 
スポンサーサイト



テーマ : JAZZ - ジャンル : 音楽

<< 「モリエール 恋こそ喜劇」2007年 フランス映画。  【BACK TO HOME】  渡辺香津美 『JAZZ IMPRESSION』発売記念ツアー >>


◆ コメント ◆

「」


素敵な夜を・・・よかったね

≫≫ コメント投稿フォーム


*管理者にだけ表示を許可

 BLOG TOP