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☆ピアニスト・高橋 舞さん。

ピアニストの高橋 舞さんのことは、2年も前から気になっていたのです。

彼女のウェブサイトは、きらめきと清々しさに満ちています。

彼女のブログ 光の粒には、感性の美しさと心の優しさが満ちあふれています。

その透明な美しさと優しさはどこから来るのか。
彼女の経歴を読んでみると、その謎が一つ一つ解けていきます。

彼女は、桐朋学園大学音楽学部演奏学科のピアノ専攻を卒業後、オーストリア国立モーツァルテウム音楽大学大学院の修士課程ピアノ演奏科を修了して「マギスター」の称号を得ています。
けれども、驚くのはその次です。
彼女は、このオーストリア国立音楽大学の大学院で、バッハに関する修士論文を執筆して、最高の評価を得ているというのです。

日本人が、オーストリアでバッハに関する論文をドイツ語で書いて最高の評価を得る。

どれだけ勉強されたことでしょう。
ピアノ留学とか、語学留学とは根本的に意味の違うものですね。

ザルツブルクのスタインウェイ・ホールでのソロリサイタル、2005年、2006年、ヨーロッパ各地での国際ピアノコンクールの連続入賞。

この華々しいピアニストとしての経歴を持ちながら、彼女の笑顔の中に傲慢のかけらさえも感じられないのは、彼女が常に、謙虚に学び続けているからだと思います。

彼女のブログを彩る写真の美しさにも、感嘆します。

つまり、高橋 舞というピアニストは、深く透徹したまなざしで、音楽や歴史や、世界をとらえることのできる、類いまれな感性と思考を持ったアーチストなのだと思います。

そんな、高橋 舞さんのピアノ演奏を、今日初めて聴きました。

        100626_1646_02.jpg


三軒茶屋のサロン・テッセラという美しい音楽ホールで行なわれた「情熱の四手饗宴」というコンサートです。

曲目は、
モーツァルト:四手のためのソナタ ニ長調 K.381 
シューマン:12の四手のためのピアノ曲
      小さな子どもと大きな子どものために Op.85
フォーレ:組曲「ドリー」Op.56
シューマン:「東洋の絵」四手のための6つの即興曲 Op.66

   など。

ピアニストの下山静香さんとの連弾のコンサートでした。

高橋 舞さんのピアノ演奏。

非常に細やかで厳密な楽曲分析に基づく、感性豊かな演奏でした。

この「厳密な楽曲分析」と、「感性豊かな演奏」、この二つが完璧なバランスで彼女の演奏を創り出しています。

音の一つ一つ(舞さんの言葉を借りれば「光の粒」)には、明確な意味があり、存在の価値がある。

その一粒一粒の音の意味をきちんと見つけ出し、それを指先で完璧に表現する。

それが、バッハをはじめとするさまざまな作曲家の研究家であり、ピアニストである高橋 舞の演奏でした。

それは、本当に素晴らしい。

私たち聴くものは、たった一つの音の粒を大切にする舞さんの演奏に出会って、新しい音楽を発見します。

こういう真摯な姿勢で音楽に向かう音楽家を、私は心から尊敬し、この人の演奏をこれからもずっと聴いていきたいなと思います。

ヨーロッパでの活動が多かったので、まだ日本ではあまり知られていませんが、本当の実力を持った素晴らしいピアニストです。

高橋 舞さんのこれからの演奏活動に、心から期待しています。

舞さん、今日は美しい演奏をありがとうございました。

              miracle300w1.jpg

高橋 舞さんのオフィシャルサイトは、☆こちら☆

                        ルートヴィッヒ。


 《Paul McCandless×古佐小基史 心に染みるオーボエとプログレッシブハープの饗宴》もよろしくね。
 ☆こちら☆


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テーマ : ピアノ - ジャンル : 音楽

加藤邦宏さんという作曲家。


昨日、原宿のアコスタディオというとても素敵な木の音楽ホールで、

「目を閉じたまま」ー背戸裕子 シャンソンを歌うー

というコンサートを聴きました。

オフィスマキナさんの主催したこのコンサートは、

メゾ・ソプラノの背戸裕子さんの歌を、
池澤卓朗さんのヴァイオリンと、蒲谷克典さんのチェロ、加藤牧菜さんのピアノが、得も言われぬ優しさで包み込む、なんとも美しいものでした。

前半のプログラムの、
パリの空の下 私の心はヴァイオリン ラストダンスは私に 愛の賛歌 といった、
おなじみのシャンソンにからみあうチェロとヴァイオリンとピアノの三重奏。

 これを、いったい誰が編曲したの!
 と、心が騒ぐばかり。

 後半になって、謎が解けました。

 これらのシャンソンを編曲されたのは、加藤邦宏さん。
 後半に、演奏された11曲ものシャンソンを作曲された方でした。

 「大人のためのシャンソン」と銘打って歌われた11の楽曲は、どれも聴いたこともないメロディーで、どこまでも美しく、チェロとヴァイオリンの逃げたり、追いかけたり、一緒に歌ったりする響きは、なんともいえないしあわせを私に届けてくれたのでした。

この作曲家の曲は、好きです☆☆☆
本当に美しい。

涙がでるほどでした。

この作曲家は、加藤邦宏さんといって、哲学と経営の専門家でもあられるようです。

こんな素敵な曲が、人生にただの一回でも書けたらね。

どんなにしあわせだろう。
 
マキナさん、本当に美しいコンサートをありがとうございました☆

ルートヴィッヒ



  ルートヴィッヒ。


ぽこ あ ぽこ



お友達のにーな☆が、新しくブログを始めた。

自然がいっぱいのなかなか素敵なブログだ。

心がほんわかする。

にーな☆のブログ、ぽこ あ ぽこ

若いっていいなあ。


ルートヴィッヒ


    ルートヴィッヒ。

「あなたになら言える秘密のこと」




2005年 スペイン映画。

「あなたになら言える秘密のこと」(THE SECRET LIFE OF WORDS)

監督: イザベル・コイシェ
脚本: イザベル・コイシェ
撮影: ジャン=クロード・ラリュー

出演: サラ・ポーリー
     ティム・ロビンス
    
この監督の「死ぬまでにしたい10のこと」というのを見ていないので、この人のことをさっぱり知らなかったけれど。

 よい映画のようなので、見てみました。

 海の中に立つ、油田掘削現場。
 閉ざされたその空間での物語。

 静かに静かに物語は進行し、ていねいに時間が積み重ねられていく。
 やがて、語られる主人公の女性の秘密。

 「戦争を語り継ぐ」ということ。
 私たちは、どこの国で起こった戦争のことも、他人事としてすぐに忘れる。
 けれども、戦争の周りには、私たちには、想像もつかない多くの悲劇が隠されているのだということを、あらためて思い知らされる。
 語られないことたち。
 語れないことたち。

ラストには、観客のために暖かいハッピーエンドを用意しながらも、こういう重たい主題を描きだした イザベル・コイシェ監督に敬意。

 おすすめします。
 よかったら見てください。
ルートヴィッヒ

  
           ルートヴィッヒ。

                

第9話。どうぞお聴きのがしなく。

 オーディオドラマ『哲ねこ 七つの冒険』も、今夜はいよいよ第9話。

 ここまで聴いてきてくださった方も、まだ聴いたことがない方も、どうぞお聴きのがしなく。

 夜、10時45分、チューナーをNHK-FMに合わせてくださいね。
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オルセー美術館展 at 上野公園

 東京上野の都美術館でやっているオルセー美術館展が、あと一週間で終わってしまうので、昨日行ってみました。

 昔、印象派美術館を見たくて、パリに行ったら、改修中で閉鎖中。印象派美術館は、やがて、オルセー美術館に移転したのでした。
 そんなわけで、オルセー美術館には、印象派の絵画が並んでいますニャ。

 昨日は、天気もよく、桜は、よりによって満開。

2007sakura300w.jpg


 おかげで、翌日の新聞に載るくらいの人出。

 それで、おそらく、花見客が、あまりの人出に、「これはまいった」とばかりに、「じゃあ、美術館でも見ようか」と考えたのだろうか。
 ものすごい数の人が、オルセー美術館展になだれこんでいましたニャ。

 あんなギュウヅメで、美術館見学をしたのは、久しぶり。
 でも、ギュウギュウながら、モネのルーアン大聖堂に出会えたから、よし。
 ゴッホの絵画を前にすると、どうしても涙がでてしまう。

 彼の悲しみが、画面からあふれでていて。
 ゴッホの魂よ、安らかであれ。

 
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 ルートヴィッヒ。

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