≪☆らいおんますみと哲ねこたち≫

らいおんますみ。

Author:らいおんますみ。
☆らいおんますみ。と「哲ねこ」たちがあれこれ語ります。

☆Illustration by:MICHIRU

≪☆哲ねこオフィシャルサイト☆≫

こちらもぜひどうぞ↓。

哲ねこの森
猫とらいおん館

≪☆本物の哲ねこは…☆≫

表紙画像をクリックすると、詳細が開きます。
2006年NHK出版。439ページ。  7才から107才くらいの方まで楽しんでいただける物語です。

≪☆哲ねこは、語る。≫

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暗闇の中に光を。

辛すぎた2011年が終わり、2012年がやってきました。

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暗闇に光を灯せる私たちになれますように。

     らいおんますみ。

11月11日(金)石井彰ソロコンサート

こちらでご紹介した、ジャズピアニスト石井彰氏のソロピアノコンサートが、11月11日に白寿ホールで開かれます。

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  〜Akira Ishii SOLO PIANO Concert〜

2011年 11月11日(金) 白寿ホール 

  19時30分開場 19時50分開演
  前売り3000円 当日3500円 (全席指定)
      
  お問い合わせ 080-3158-9550(平嶋様)


「a〜inspiration from muse」から、石井彰氏の美しい演奏をソロで聴ける絶好のチャンスです。

 11月11日白寿ホール、今からとっても楽しみです☆☆☆

 ♪石井彰氏ブログ「Akira Note」は、☆こちら☆ 写真満載の素敵なブログです♪

石井彰☆『a〜inspiration from muse』

 かの日野皓正カルテット、クインテットでご活躍中の
ジャズピアニスト、石井彰氏のソロアルバム『a〜inspiration from muse』(Studio TLive Records)が8/3に発売されました。



       
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2004年の「Embrace」以来、7年ぶりのリーダーアルバムになるというこのアルバムは、石井彰氏の内面の深さ、美しさを端的に表現している素晴らしい作品です。

この一曲、一曲を聴いていると、3.11以来の傷ついた、悲しいばかりの心がいつしか癒されているのに気づきます。

まるで、3.11以降に、人々に訪れる悲しみを予見したかのような演奏・・と思いましたが、実は、録音されたのは、4月21日。
震災の悲劇から、まだ、40日しか経っていない時期、日本が悲しみに包まれている最中に所沢、ミューズホール アークホールで録音されたものでした。

この音の一つ一つに、彼の命への思い、祈り、人々の心の救済への願いが込められているように感じます。

どの曲も、哀しく、切なく、けれどもどこかに希望を見出させてくれます。

音楽というものが持つ価値、力を感じます。

こんなふうに、アーチストの人格、人間性が演奏に現れるというのが、本当に素晴らしい音楽の姿だと思います。

アルバムジャケットの見開きの、豪華なアークホールの中央でハンブルグスタインウェイを演奏する石井彰氏を捉えた写真も、息を飲む程美しい。

一音にこだわるアーチストの美しい心と卓越した技術の結実を目の当たりにして、この出会いに心から感謝します。

石井彰 ソロピアノアルバム 『a〜inspiration from muse』(Studio TLive Records)

1. We’ll Be Together Again
2. Young And Foolish
3. Orange Was The Color Of Her Dress - Then Blue Silk
4. In A Sentimental Mood
5. Home,Sweet Home
6. Como Siento Yo
7. Born To Be Blue
8. Relation Of Heart
9. Boulogne
10. From The Beginning
11. Resolution
12. Detour Ahead (monaural)


8月20日 23:00より、NHK-FM 
JAZZ TONIGHTでも放送予定とのことです。

ジャズピアニスト 石井 彰 オフィシャルサイト Akira Ishii net は
☆こちら☆

ブログ:彰の気まぐれ日記:Akira Noteは
☆こちら☆ 

今、心が傷ついている人、悲しみから起き上がれない人、人の優しさに包まれたい人に、どうかこのアルバムが届きますように。


試聴できます。聴いてみて下さい↓
           

           
らいおんますみ。 

             らいおんますみ。

ハーピスト☆近石瑠璃☆コンサート!2011.8.4.

今年、CDオーセンティックハープをリリースしたクラシックハーピスト、近石瑠璃さんのコンサートです!

☆Ruri Chikaichi Harp Concert☆

2011. 8. 4.(木) 
野方区民ホール

開場:7:00P.M.
開演:7:30P.M.

チケット:3000円

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演奏曲目
*G線上のアリア(バッハ)
*私を泣かせてください(ヘンデル)
*白鳥(サンサーンス)
*引き潮(マクスウェル)
*ベリーニのオペラ”ノルマ"のテーマによる主題と変奏(パリッシュアルヴァース)
*ハープソナタト長調 (C.P.E.バッハ)
   他

主催:KMMスタジオ企画 後援・協力:有限会社まじかるふぇいす
お問い合わせ: 090−7594−6677(広田)

野方区民ホールは、西武新宿線「野方」南側 徒歩3分です。
中野WIZ地下2階
東京都中野区野方5-3-1
JR中野駅からは、関東バス「野方行き」終点
地図はこちら↓
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チケットのご予約は、このブログの左下メールフォーム
「☆メールはこちらからね!」からもお受けします。

皆様どうぞ、ご家族お友達お誘い合わせの上ご来場下さい。
 らいおんますみが、責任を持っておすすめします!  真。

                 らいおんますみ。 


前田明子個展「ようこそ猫の国へ-2011-」

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ついに行ってきました。

大阪。

KONPEITOさんこと、前田明子さんの個展

「ようこそ猫の国へ-2011-」を見てきました!

いつも、行きたくてたまらなくて。

それでも、なかなか大阪までは行けなくて。

今回は、うまいこといろんな用事が重なって、ラッキーなことに「ようこそ猫の国へ」開催期間中に大阪を訪れることができました。

いましたよ〜。
いろんなお店に猫たち。

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ニャンニャニャンニャと遊んでる。

   
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和菓子屋さんは、大賑わい。
    
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つい、手を出して食べたくなっちゃうドーナツとか・・。

    
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KONPEITOさんの作る猫たちは、みんなお人よしで、楽しそうでうれしそうで。
見ていると、次第次第に心がほぐれてくる。


ああ、思い出すだけでも、笑いたくなってくる。

楽しい楽しい展覧会です。

大阪の方、どうぞ行ってみて下さい☆


前田明子個展「ようこそ猫の国へー2011−」

■5月19日(木)〜5月27日(金)
■期間中無休
■13:00〜19:00
 土・日・最終日13:00〜17:00
大阪市中央区大手通1-1-10 ギャラリー CENTENNIAL

ギャラリーCENTENNIALのサイトは、☆
こちら

前田明子さんサイト「ようこそ猫の国へ」は→☆
こちら

お土産には、寝込まない、ねこまん瓦せんべいもありますよ。


  
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東京まで連れて帰ってきた箱ねこ。
         
         
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表情がいいよねえ☆

ああ、本当に面白い。

行ってよかった。
とっても楽しかったです。

KONPEITOさんと、猫街の猫たち。
本当にどうもありがとうございました☆

        らいおんますみ。

テーマ : 粘土細工 - ジャンル : 学問・文化・芸術

☆近石瑠璃☆オーセンティック・ハープ

3月11日の地震に追い討ちをかけるように、東京電力福島第一原子力発電所の事故が重なり、悲しい日々が続いています。

地震の被害に遭われた方々、原発で避難を余儀なくされている方々に心からお見舞いを申し上げます。
一日も早く、みんなが安心して暮らせる日々が戻ってきますように。


3月5日に行われた近石瑠璃さんの渋谷でのインストアライブのご報告が、こんなに遅くなってしまいました。

「がんばろう」という言葉がむなしく感じられ、くじける心を奮い立たせることができない時にも、美しい音楽は心を救ってくれます。

オーセンティック・ハープ、近石瑠璃さんのハープは、まさに、そんな悲しみを洗い流してくれるような演奏です。

          ☆    ☆    ☆
 こちらの記事でご紹介したとおり、ハーピスト近石瑠璃さんのファーストアルバム《Authentic Harp(オーセンティック・ハープ)》が、2011年2月に発売になり、3月5日には、タワーレコード渋谷店でインストアライブとサイン会が開催されました。

前回、瑠璃さんの演奏をお聴きしたのは、昨年10月22日の横浜みなとみらい小ホールでの、モーツァルトの協奏曲。

演奏映像はこちら、→ 
近石瑠璃/モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲

今回は、すぐ目の前での演奏で、うれしい☆

     
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続々と集まってくる瑠璃さんファン。
お店の方は、バタバタと椅子を運んできて通路ぎりぎりまで客席を増設。
あとのお客様は、立ち見でした。<(_ _*)>

いよいよ近石瑠璃さん登場。
美しい。

アルバム《Authentic Harp》収録曲を次々に。

心を奪われるように瑠璃さんの演奏に惹きつけられる人々。

なんとも美しい、心の澄んだ音楽が響く。

やはり、この人の演奏は違う。
初めて聴いた時から感じていた、どこまでも透明な音色。

ハープ自身が泉になって音楽を奏でているような一体感。

観客たちの、感嘆。

森の泉の精のように演奏し続ける瑠璃さん。

複雑な、目にも留まらぬほど速い指の動きも、木陰でレース編みをしているよう。

すべてが自然に調和して、喧騒の渋谷の街の一角が森の静謐に包まれた。

やっぱり素敵です☆
近石瑠璃さんのオーセンティックなハープ。
心に染みる演奏をありがとうございました。

ライブ終了後のサイン会、サイン中のところを写真撮らせていただきました。

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(ちょうどまばたきした時でした、ごめんなさい。<(_ _*)> )

8月には、ソロコンサートを予定されていると伺いました。
楽しみにしています☆

近石瑠璃さんサイトは、
こちら

ぜひ、《Authentic Harp》CDもお求め下さいね。

大切な方へのプレゼントや、今度の日曜日、母の日のプレゼントにもおすすめです!☆
 
         


                らいおんますみ。

「哲ねこ 七つの冒険」ラジオドラマ放送のお知らせ!

3月11日に東北地方を襲った大地震と津波のせいで、信じられないほど多くの方々の命が奪われ、今も何十万人もの方々が寒い土地で不自由な避難生活を余儀なくされています。

本当に悲しいことです。
大切なお子さんや、ただ一人のお母さん、働き手のお父さん、やさしいおじいちゃんおばあちゃん、そんなかけがえのない方々を一瞬にして、冷たい泥水に奪われたご家族の苦しみは言いつくせないことと思います。

どうか、今回の地震で被害に遇われた方たちが、一日も早く悲しみから癒され、温かい自宅のお布団で家族揃って眠れる日が来ることを祈っています。

無残にも命を奪われた1万人にものぼるといわれる方々が、せめて天国で安らかでありますように。
深い悲しみをもって、ご冥福をお祈り申し上げます。

日本中が、つらい気持ちを振り切りながら、被災者の救援や被災地域の復興に努力している毎日です。
NHK-FMでは、お子さんたちに少しでも楽しい気持ちの時間をもってもらおうと、取り計らってくださったようです。

「哲ねこ 七つの冒険」のラジオドラマが一昨年の夏休みに続いて2回目の再放送となります。


『哲ねこ七つの冒険』(再)(全10回)
【放送日】
3月21日(月)〜3月25日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
3月28日(月)〜4月1日(金) 22:45〜23:00(6-10回)
※放送予定は変更となる場合がございます。

2011年3月21日(月)から全10回です。
平日の夜、10時45分から毎日15分間です。

子どもたちが聞くには遅い時間ですが、ぜひご家族皆さんでお聴きいただければと思います。

NHK-FMの各地の周波数は
こちら
だいたい、84〜85MHzくらいです。

出演者の情報等は、NHK-FM、
オーディオドラマのページをご覧下さい。

ママやミルルや哲ねこたちが、皆さんの心に少しでも希望と笑いと勇気を届けることができますように願っています。

      2011.3.20. 飯野真澄。
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近石瑠璃、初CDリリース☆Authentic Harp☆

皆さま、お待たせしました!

クラシックハーピスト、近石瑠璃さんの初めてのCDが発売になりました。

     
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瑠璃さんが、命名したそのタイトルは、Authentic Harp。

Authentic(オーセンティック)とは、「真正の」「本物の」という意味。

ついに登場の堂々の自信作です。

ハープという楽器の起源はとても古く、古代メソポタミアの文献にまで遡れるようですが、現代、一般に見られるような、あらゆる調で演奏できるダブルアクション・ハープの歴史は、ハーピストのクルムホルツが、フランス人ピアノ製作者のセバスチャン・エラールにハープの改良を相談したところから始まったといいます。

エラールは、すべての調に転調が可能で、臨時記号にも自在に対応できるダブルアクション・ハープ(現在のグランドハープの原型)を、1811年に完成させました。

今回、近石瑠璃さんが初めてリリースしたCDに、Authentic Harpと名付けたことに、今日までのハープの歴史を作りあげてきた人々への感謝や共感、それを受け継いでいくものとしての彼女自身の深い思いを感じとることができます。

「このアルバムの収録曲は全てハーピストによって作曲されました」
と説明にある通り、ハープの構造や機能に不慣れな作曲家によってではなく、ハープを知り尽くし、愛し、ハープの魅力をあますところなく伝えたいと願った古今のハーピスト自らの手によって作られた楽曲だけで構成された、まさにハープを愛する人のための、ハーピストによる本物のハープ演奏のアルバムです。

この中には、ダブルアクション・ハープの考案をエラールに提案した、18世紀のハーピスト、クルムホルツの作品の他、19世紀にフランスのハープ界の黄金時代を築いたハーピスト、ハッセルマン、ハープの機能を最大限引き出す楽曲を作ったサルツェード、20世紀前半にパリで活躍した、ハープの現代的奏法を開発したトウルニェの作品などが収録されていて、ダブル・アクションハープが世界に誕生してから、ハーピストたちがよりよい音、より美しい表現を求めてきた軌跡をたどることができます。

そして、ハーピストの手によって作られたこれらの楽曲が、10才の頃からプロのハーピストを目指して修練を積んできた近石瑠璃さんの演奏によって、今、世に出されました。

皆さま、ぜひぜひ試聴してみて下さい。
極上の音楽。
本当に美しい音楽がここにあります。


近石瑠璃さんの演奏は、ハープの弦をさらっとなでるような表面的な美しさではなく、ハープと一体化し、弦の一本一本としっかり絆を結び、まるで彼女自身がハープになったかのように、彼女の存在を通して奏でられるのです。

東京芸術大学卒業後、イタリアに留学。卒業試験を最高点で合格し、2006年、カステルフランコヴェネト・A・ステファーニ国立音楽院を首席で卒業。

そうなんです。
音楽の本場、イタリアの国立音楽院を首席で卒業して、日本へ帰ってきてくれた方なのです。

ここ数年で彼女の演奏は、繊細で美しい妖精のような演奏から、さらに力強さを得て、人の心にしっかりと届く確信に満ちた演奏に変わりました。

《近石瑠璃 Authentic Harp》DQC-633 〈STEREO〉

この演奏を聴いていると、しあわせな気持ちになります。
勇気が湧いてきます。

初めて、近石瑠璃さんにお会いした時、あまりのハープの音色の美しさに驚嘆する私に、彼女は妖精のような笑顔で言いました。

「ハープは魔法です☆」

「えっ? ハープは魔法なんですか?」

「はい。ハープは魔法です☆☆」

 今、このCDを聴きながら、「ああ、やっぱりハープは魔法なのかもしれない」と、思っています。

 皆さまも、ぜひ、この素晴らしい魔法を体験して下さい。

《近石瑠璃 Authentic Harp》オフィシャルサイトは☆
こちら

 試聴ページは、☆
こちら


2011年3月5日(土)には、 タワーレコード渋谷店でインストアライブとサイン会も開催されます。
 詳しくは、☆
こちら

アマゾンでのお買い求め→
Ruri Chikaishi Authentic Harp

     ピクチャ 12

近石瑠璃さんのハープ演奏を聴いて、たくさんの方々がしあわせになれますように☆

                  らいおんますみ。

テーマ : 女性アーティスト - ジャンル : 音楽

TOKYO ACOUSTIC 14 GUITAR PROJECT

ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。
今年もよろしくお願いします。<(_ _*)>

さて!

2011年2月4日午後7時。
世界中の人々の熱い支援を受けながら、エジプトの民衆が新しい時代を作るための“Day of Departure“の祈りを始めたちょうどその時刻に、東京銀座YAMAHAホールで、素晴らしい音楽のプロジェクトが幕を開けました。


世界的なギタリスト三名による“TOKYO ACOUSTIC 14 GUITAR PROJECT”です。

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その三名とは、日本を代表するジャズギタリスト渡辺香津美氏、スペインを拠点にご活躍中のクラシックギタリスト村治佳織さん、そして、佳織さんの弟さんでNYCを本拠に活動を展開している若きギタリスト村治奏一さんです。

香津美氏と佳織さんは、以前から何度か共演されていたようですが、今回、このお二人に村治奏一さんが加わり、全く新しいプロジェクトが始まりました。

この三人が一つのユニットを組むことの素敵さは、すでに偶然が証明していて、三人ともお誕生日が14日。
そんな奇跡的偶然=必然に導かれて、PROJECT名は、“TOKYO ACOUSTIC 14 GUITAR PROJECT”。
しかも三人とも、東京生まれ東京育ちということから、「TOKYO」を高々と冠して、東京から世界への音楽発信に高い志を掲げての堂々たる船出です。

 
 さて、開館一周年のYAMAHAホールの舞台に最初に登場したのは、渡辺香津美氏と村治奏一氏。

 なんというしあわせ。

 夢のようです。
 香津美様と奏一さんが、一緒のステージに!

 私の感じるところでは、このお二人は、あらゆる意味で正反対なギタリスト。
 香津美様の持っていないものを全部、奏一さんは持っていて、奏一さんの持っていないものを全部、香津美様は持っているというような意味において。

 ただし、お二人に共通しているのは、人への限りないやさしさと、自分への厳しさ。

 だから、このお二人が一緒に音楽をする、というのはなんともワクワクすることなのです。

 YAMAHAホールの黄金色のライトの中、一曲目は、奏一さん作曲の「コダマスケッチ」 arranged by souichi&kazumi.
 
 NHKBSの番組のテーマ曲としておなじみの奏一さんのこの曲を、今回の事前合宿で、香津美氏と奏一さんが編曲し、新たな曲に生まれ変わったという前情報から想像していた安易な予想を見事に裏切った魅惑のイントロ!

 いきなりの香津美サウンドで始まったコダマスケッチ。
 繊細で几帳面、優しく美しい奏一さんの演奏にからんでいく、自由で予測不能、メロディアスで色気のある香津美氏のアドリブ。

 なんというしあわせ。
 まるで新しいサウンド。
 うれしい。
 しかも、ほんの数カ月前、このYAMAHAホールの真下にあるYAMAHAスタジオで行われたTOCHIKA2010のプレコンサートで、マイク・マイニエリ氏の父親のような温かいまなざしに包まれながらギターを弾いていた香津美様が、今、ちょっと緊張した面持ちで繊細なタッチでギターを弾く奏一君を、まるで父親のような温かいまなざしで見つめているなど。
 この、音楽が縦につながっていく様は、実に心に迫るものがありました。

 そして2曲めで、フラメンコ風の美しい衣装で登場した佳織さま。

 “ピアノ・レッスン”
 なんとも威風堂々、重厚な、心の芯にずしりと届く、美しい、“日本のギター界のプリンセス”と称されるのもなるほど、とうならせる実力の響き。

 そして、三人が揃ってのブラジル風バッハ。
 三人の役割分担が秀逸!

 メインを佳織さんがとり、奏一君がリズムセクションで香津美様がアドリブ入れたり。
 中央に佳織さんが座ってギターを構えているだけで、なんとこの場が安定し、舞台が絵になることか。
 両脇に二人の侍従を従える、まさに女王のような風格・・。(^.^)
 
 そして、この三人の奏でる音質の違いと、にもかかわらずそこから生み出される絶妙なハーモニー。
 この三人の組み合わせは、正解!

 そんな中で迎える、本日のメインプログラム。
 ロドリーゴ作曲のアランフェス協奏曲を、三台のギターで全曲演奏する。
 
 アランフェス協奏曲を初めてオーケストラと共演したのは、16歳の時という佳織さんと、「僕は20歳超え」と答える奏一さん。「香津美さんは?」MC佳織さんは、そう訊いてから、「あ、いえ、お年じゃなくて、去年ですよね」と笑う。

 そう、香津美様は、
こちらでもご紹介したとおり、昨年の七夕の夜に、サントリーホールで、世界初のアランフェス全曲ピック弾きというものに挑戦されたのです。

 その時は、「爆音で」ギターを弾きたかったらしいのですが、オーケストラとの関係で、アンプは使用せず、完全生音アコースティックで全曲貫かれた香津美様でしたが、今日は、悲願のエレアコ登場。

 任務分担は、第1楽章のソロを佳織さん、2楽章を香津美様、3楽章を奏一さん。
 オーケストラバージョンからギター三台への編曲は、おそらく、メインを香津美様が務めつつ、佳織さんのアドバイスや、奏一君のつぶやきなどにも耳を傾けながら練り上げられたに違いなく。

 第1楽章の始まり。
 安定感のある、重厚な佳織さんのソロ。
 両脇で支える二人の従者たち。
 日頃、耳にする佳織さんの演奏よりもはるかに力強く色彩に満ちているように感じたのは、おそらくこのプロジェクトの化学反応がもたらした奇跡の効果かと。
 観客は、魅了され、浮世を忘れる。

 第2楽章。
 サイコロ&翼の模様が入ったお馴染みの香津美様専用エレアコ(ギター屋さんのお兄さんのお話からすると、おそらくこれが特注Abe Rivera)に持ち替えて!

 うわ〜!
 来ました!
 完璧な、佳織さんと奏一君の奏でるオーケストラパートの上に、なんとエレキで謳う香津美サウンドのアランフェス2楽章!

 生きててよかった。

 これは涙がでる、まさに生きててよかったアランフェスです。

 何を隠そう、私は高校時代以来、世界の楽曲の中で最も好きなのがアランフェスの第2楽章なのです。

 これをのびやかに、華麗に艶やかにエレアコで演奏される香津美様。
 これが、「世界で自分にしかできない演奏」なのでした。
 この主旋律とアドリブを支える、佳織さんと奏一君のギターの確実かつ、美しいオーケストラパート。

 この三人で、この演奏ができるなら、もはや、この曲にオーケストラはいらない。
 ストリングスより、ギターの三重奏があまりにも美しく響き合う。

 この第2楽章が聴けて、私はこの“TOKYO ACOUSTIC 14 GUITAR PROJECT”の、世界性、未来、必然性と、限りない可能性を確信しました。

 この3人がプロジェクトを始めてくれて、本当によかった。

 第3楽章は、緊張もほぐれてきた奏一君の美しいソロで、きっちりとまとめ上げてくれました。

 このコンサートでは、第二部で、香津美様、佳織さんの“ネコヴィタン・エックス”や、奏一君のソロ、“リオの散歩道”、佳織さんのソロ、“リオの光”、三人によるバッハのパルティータなどなど、それはそれはこの世のものとも思われないほど美しい演奏が続きました。

 このプロジェクトに懸ける香津美氏の意気込みがひしひしと伝わってくる、本当に素晴らしいステージでした。

 きっとこれから、このTA14GPは、CDを製作したり、世界へと活動の場を広げていったりするでしょう。

 その旅立ちのコンサートに立ち会うことができて本当にしあわせでした。

 渡辺香津美さん、村治佳織さん、村治奏一さん、そして、このプロジェクトを支えているたくさんのスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

 これからの“TOKYO ACOUSTIC 14 GUITAR PROJECT”のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

                    らいおんますみ。

    *   *
  渡辺香津美様オフィシャルサイトは
こちら
  村治佳織さんオフィシャルサイトは
こちら
  村治奏一さんオフィシャルブログは
こちら
 
 
 

テーマ : 音楽のある生活 - ジャンル : 音楽

富川勝智ギターリサイタル 

ギターを弾くトナカイ先生として、独特の存在感と人気を誇るクラシックギタリストの富川勝智(とみかわまさとも)氏の帰国10周年記念リサイタルに伺ってきました。

       
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   ☆2010年10月11日(月・祝)
    富川勝智ギターリサイタル
    14:30〜:Hakuju Hall

 「カスティーリャとカタルーニャ〜二つの世界」

 実は、今回のリサイタルの主要テーマは、すでにリサイタルチラシに隠されていました。

 チラシの左半分が、カスティーリャの音楽を奏でる富川氏、
 右半分が、カタルーニャの音楽を奏でる富川氏です。

 普通のギタリストはこういう手の込んだことをしないですね。

 さて、何故、彼はリサイタルチラシを中央で真っ二つに区切って背中合わせに二枚の画像を載せたのか。

 これは、このリサイタルのプログラムをひも解くと、なるほどと頷けます。

 第一部の演奏曲。

 カスティーリャ組曲
   (フェデリコ・モレーノ=トローバ 1891〜1982)
 歌とカスティーリャ舞曲
   (レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ1896〜1981)
 マテオ・アルベニス賛歌
   (グスタボ・ピッタルーガ 1906〜1975)
 プレリュードと舞曲
   (フリアン・バウティスタ 1901〜1961)

 一曲目のカスティーリャ組曲が始まったとたん、私たちは、今まで知らなかったスペインを体験することになりました。

 そして、私たちが普段「スペイン音楽」としてなじんでいたものが、実はフラメンコなどに代表されるアンダルシア地方の音楽だったということに気づきます。

 これは、非常に鮮烈な体験です。

 Wikiからお借りしてきたスペインの地図を入れてみます。

        
Mapa_Espanha_CC_AA.png

 南部のアンダルシア地方に対して、カスティーリャはマドリッドを中心とする中央部、カタルーニャは最も北東にあります。

 この土地の違いは、気候や風土の違いだけでなく、全く別の歴史的経過をたどった民族や宗教の違いをも内包しています。

 第一部の楽曲解説の中で、とりわけ目を引くのは、何度も登場する「スペイン内戦の影響で亡命」という言葉です。

 50万人もの人々が犠牲になったというスペイン内戦後の、フランコ独裁政権下では、さらに50万人もの人々が「亡命」を余儀なくされたという当時の音楽家の人生を変えた過酷な政治状況。

 富川氏のリサイタルは、この亡命によりスペイン本国で正当に評価されなかった作曲家の作品に、今こそ光をあてようという意欲的な試みでもありました。

 これらの美しい楽曲に、普段私たちがほとんど触れていないということからも、カスティーリャの作曲家の作品を選んだ富川氏の意図の明確さが表れています。

 彼の演奏は非常に繊細で、一音一音に対する彼の楽曲に対する理解と方針を的確に表現していました。
 おかげで私たちは瞬時に、カスティーリャ地方を旅することができたのです。
 祖国を捨てざるをえなかった音楽家たちの魂が、70年の時を経て、21世紀の東京で甦ったとしたら、こんな素敵なことはありません。

 そして第二部のカタルーニャ篇。

 演奏曲は、

 夢見る道
 (エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサ1908〜1982)
 3つの幻影のファド 
 (ハビエル・モンサルバーチェ 1912〜2002)
 組曲“プラテーロと私”
 (エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサ 1908〜1982) 

 この作曲家エドゥアルド氏は、先のカスティーリャ舞曲のレヒーノ氏の弟君ということですが、13才の時からバルセロナに移住したため、お兄さんとは別の文化を吸収して育ったらしい。

 第二部は、一転してフランス的。

 たしかにね。
 もうすぐそこはフランス。
 もともと、フランク王国から独立した地域らしいし。
 南仏の風景が見えてくるのね。

 ここへ至って、富川氏の手中にはまった私たち。

 同じスペインといいながら、そこに吹く風のあまりの違い。

 彼は、こんなスペインの表情を聴衆に見せようとした。

 曲自体は、どれも非常に複雑なテクニックを伴って、カタルーニャの織物のように的確に織り上げられていった。
 けれども、特に、ラストの組曲「プラテーロと私」では、そのスペイン特産の織物は、抒情的で詩的で、情熱的でさえあり、一部二部を通して冷静に楽曲の完全な再現を志してきたスペインギター音楽研究家の富川勝智が、一人のギター弾きの少年になって、私たちに絞り出すような音楽を届けてくれた。

 この7曲を通しての、彼の変遷が感動的だった。

 富川ギター教室の門下生も多数来場している中で、ギター教師の顔で第一部を弾き始めた彼は、途中、一曲一曲に込められた作曲家たちの思いの深さのすべてを汲み上げ、この時代の東京に彼らを甦らせることに誠心誠意取り組んだ。
 そこで私たちは、楽曲に対する深い理解が、このように演奏に如実に反映するということを知り、研究者としての彼の業績の価値を思い知った。けれども、7つの作品を通して、20世紀前半に活躍した作曲家たちと対話するうちに、彼はとうとう、ギター教師の顔も研究者の顔も投げ捨てて一人の音楽する少年になっていた。

 その表情の変貌ぶりは、我が目を疑うほどで、実はほとんど別人とも言える人物がラストのプラテーロを弾いていた。

 その様相には、目を疑うと同時に、熱いものが込み上げた。

 まるで、名探偵コナンのような少年が、舞台の真ん中で一人、無心にギターを弾いていたのだ。

 つまり、こういうことだ。

 富川勝智は、リサイタルという形を借りて、探し続けた。

 スペインのカスティーリャとカタルーニャの二つの音楽の流れを。

 そして、ラストのプラテーロの死で、とうとう突き止めたに違いない。
 自分が探し求めていた謎の答えを。

      
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      ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS1996

 
類い稀なるスペイン音楽・ギター音楽の研究者にして、優れたギタリスト。

この二つの才能を、彼がこれからどう料理していくのかは、非常に楽しみ。
 スペイン留学帰国10周年の富川勝智リサイタルをこの目で見た私たちは、彼の20年後、30年後の成果もしっかり見ていこう。

 
 トナカイ先生、素晴らしいリサイタルを、ありがとうございました☆ 

                らいおんますみ。
  
    
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